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お知らせ



ハイライト
  • 2011年の市場は、欧州債務危機に伴う不透明感の高まりを背景に、ボラティリティが非常に高い年となった。
  • 2011年は世界経済が一貫して減速。国際通貨基金(IMF)は2011年の主要先進国の経済成長率予想を2.5%から1.6%に下方修正。
  • 米国を除く先進国は緊縮財政を推進。一方、新興国は経済成長よりもインフレ抑制を優先。
  • ユーロ圏による債務危機の適宜適切な政策対応が2012年の世界経済を大きく左右。
  • 欧州債務危機で高まった安全資産への逃避。最高値を記録した金価格の高騰と異例の低水準で推移する国債利回り。
  • 不安定な市場環境が投資家の短期志向に拍車。一部の資産クラスでは、長期投資家に魅力的なエントリーポイントを提供。
  • 株式は最も投資妙味が高い。信用収縮の中で自ら財務体質の強化に取り組んだ多くの企業は、今後も増配を続ける見通し。
  • 依然割安な株式のバリュエーション。主要 先進国の不透明な先行き見通しを反映する一方、多くの欧米企業は成長期待の大きい新興国市場にエクスポージャーを有する点や、堅調なマクロ経済見通しに裏付けられた新興国株式の魅力が見落とされている。


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2011年の市場動向-- 世界経済は再び瀬戸際へ
2011年の世界経済は順調な滑り出しをみせましたが、月日の経過とともに、市場は景気減速もしくは景気後退懸念を高め、更には将来的な金融システム不安にまで発展する事態となりました。

年央には、市場の懸念は高水準の政府債務比率(対GDP比)や財政赤字、低成長に苦しむユーロ圏諸国に移りました。秋頃までは主にユーロ周縁諸国に限定されていた問題が、その後経済規模の大きいイタリアとスペインに波及し、両国の国債利回りは6%から7%台に跳ね上がりました。その後、危機は大量のユーロ圏国債を保有する銀行部門も巻き込む形で広がり、多数の欧州金融機関が自己資本の増強、もしくはレバレッジの解消を早めるとの見方が改めて浮上しました。更には、これら金融機関の資金調達コストの上昇に伴い自力での資金調達に制限がかかり、企業貸し出しに影響を与える事態に発展しました。


2012年の市場見通し
2012年の世界景気の動向を握る大きな鍵は、欧州債務問題であり、関係諸国が危機打開に向けて本格的な解決策を実行できるか否かにかかっています。欧州の政府当局関係者は、市場から圧力を受けると場当たり的な対応を取るだけで、早くから抜本的な解決策を講じることを躊躇してきました。こうした対応は、ユーロ圏の構造的な問題を一段と強調する結果となりました。市場は政府当局の生ぬるい後手に回った対応にしびれを切らすと、次々と新たな弱点に目を向け、当初は小さな問題であったことも、大きく深刻な問題に発展させる傾向があります。この夏のギリシャの問題が一気に欧州全体を揺るがす事態に発展した欧州債務危機は、その典型的なパターンと言えるでしょう。市場はかなり早い時期から、ギリシャを救済することが解決への道とは考えていませんでした。
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[上記レポートにつきまして]
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